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後継者探し中の飲食店必見!後継ぎの探し方、育成の仕方とは?

お店の経営から退いて老後を楽しみたい、第二の人生を歩みたい、そう思ったときお店を今後も続けるのであれば誰かしらに経営を引き継ぐ必要があります。

しかし、飲食店の多くはこの後継ぎ問題に悩まされており、後を継いでくれる人がいないということはもちろんのこと、仮に後継ぎに名乗りを上げてくれたものがいても後を任せられるだけの教育をしなければならないという新たな問題が出てくるなど、オーナーが経営からリタイアするには多くの壁があります。

自店を引き継いでもらうためには適任を選抜し、飲食店の経営に向いた人材を後継者として育てることも重要です。

では、飲食店が事業承継をする場合、どのようにして後継者を探し、育てて行けば今後問題なく飲食店の経営を任せることができるでしょうか。
本記事では、飲食店が後継者探しをする時のポイント、そして飲食店の経営者として教育していくときの注意点について解説してまいります。

飲食店が抱える後継者不足問題

そもそも飲食店が抱える後継者不足問題の現状とはどのような現状となっているのかというところから解説していきましょう。

・黒字でも後継ぎがおらず廃業する飲食店も

中小企業庁によりますと国内の中小企業のうち、約7割が後継者不足を理由に廃業をしており、中には黒字の事業であっても後継者がいないためにやむを得ずという企業もあるようです。

特に、これについては、中でもサービス業が8割と他業種と比較しても最も廃業数が多く、昨今な老舗や地元で愛される名店がこの問題によって存続不可能となるケースが目立つようになりました。

・身内に後継者がいない

こうした後継者不足の背景には、止まらない少子化問題だけでなく、職種の多様化によって親の仕事を継がない子供が増えてきたことも、関係していると言われています。

廃業云々を抜きにすれば、人材不足や後継者不足に悩んでいる飲食店は全体の8割に上り、経営者の資質を持った人材が身内や社内にいないことなども問題として上げられています。

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飲食店が後継者を探すときの5つのポイント

現経営者がリタイアをした後もビジネスを引き続き続けていきたいと考えている場合、後継ぎをしてくれる後継者を探さなければなりません。

ここからは、飲食店が後継者を探すときの5つのポイントについて解説していきます。

・タイムリミットを決める

1つは、いつまでに飲食店を引き継いでくれる後継者を探すといったタイムリミットを設けておくことが重要です。というのも、『いつか後継者となってくれる人がいれば育てよう』と思っているだけでは、なかなか後継者を見つけることは難しいからです。

社内から候補を探してみたり後継者に適した人材を新たに採用したりするなど、計画を立てて行動する必要があります。例えば、半年や1年を目途に後継者探しを実施する、といったようにタイムリミットを設けることで行動をしやすくなります。

・現場と経営の適任は分けて探す

ただし、調理や接客などの現場スキルが高い優秀なスタッフだからといって、経営も完璧にこなせる!というわけではありません。優秀なスタッフは頼れる存在であり、既存のスタッフとして在籍していた場合はそのスタッフを後継者として選抜したくなりますが、『現場に向いている人材』と『経営に向いている人材』は分けて選抜するのが望ましいです。

これは車内から選抜する場合でも、面接等で選抜する場合でもいずれも同様です。

・社外の従業員も対象に

とはいえ、面接をしても思ったような人材と巡り合えず、社内にも適任がいないということもあるでしょう。そうした場合は社外に目をむけ、同じ飲食業界でいずれ自分の店を持ちたいと考えている人を探したり、異業種の交流会に参加するなどして、経営を任せたい人材を探してみましょう。

後継者は社内から探さなければならないというわけではなく、近年では事業を売り渡すことで第三者に経営を引き継いでもらう事業承継の方法もあります。多くの人と接点をもったり、社外に目を向けて第三者への承継を検討することで、意外にも早く事業承継に成功する可能性もあるかもしれません。

・プロセスを明確にする

また、自信が飲食店の経営をリタイアしたあと、お店をどのように続けていってもらいたいのか、そのためにはどんな人材に巡り合いたいのか、社内や身内で承継するにしても、第三者に承継するとしても、プロセスを明確にしておくことが重要です。

特に、第三者に経営を譲渡する『M&A』という方法では、このプロセスの部分が重要になってきます。今後の経営者にもとめるものと、次期経営者が行っていきたい経営がマッチングすることで、事業承継は成り立つのです。

自社のアピールにもなりますので、今後のプロセスはしっかりと持っておくようにしましょう。

・リタイアをしたい3年ほど前からとりかかる

もう年的にもリタイアしたい、そう思って飲食店の経営から退くことを考えている経営者は、リタイアしたいと思っている年から最低でも3年前から事業承継に向けて取り組んでおく必要があります。

面接をしたり社内から承継するにしても、他社へ譲渡する場合でも一定期間の教育が必要になる場合もあります。そもそもM&Aの場合は成約までに1年ほどかかる可能性もあるので、3年ほど余裕をもって行動しておくと、人生計画もスムーズに進めることができるのではないでしょうか。

飲食店が頼れる後継者を育てるためのコツ

飲食店の次期経営者候補が決まったら、今後の飲食店を引き継いでも問題ないよう、後継者としてのスキルを磨かなければなりません。そのためには現経営者からの教育が必要になるでしょう。

ここからは、安心して経営を任せるための教育のコツについてお伝えします。

・引継ぎの時間を作り教育期間を設ける

無事後継者が決まったら、さあ、明日からお願いしますとはなりませんし、そうすると飲食店の客足が遠のいてしまったり、経営が傾いてしまう可能性もあります。

飲食店が頼れる後継者に後継ぎをさせるためには一定期間の教育期間を設けることが最も重要です。1年目は調理・接客などの通常業務、2年目は売り上げや管理などの経営面、3年目はメニュー開発などの区切りをつけて指導すると、よりスムーズに引継ぎをすることができます。

・経営目線の仕事に参加してもらう

また、経営目線の仕事に参加してもらうことで、実践し覚えさせることができるようになります。現在の飲食店のビジネス形態を今後も引き継いでほしい場合は、特に、現経営者が経営の極意を直伝することが重要になるでしょう。

そうすることで、お店の経営状況を知ることができ、仕事の質が向上することはもとより、経営者に近い目線で日常の業務に携わってもらうことができます。

セミナーなどに参加してもらう

とはいえ、社内だけではなかなか教育が追いつかない部分もありますし、考え方が古く凝り固まっている可能性もあります。その上、早く経営を引き継ぎたいと考えている場合等は、セミナーなどに参加してもらうことで普段の業務とは別に勉強することができ、当初より早く引継ぎができるようになる可能性もあります。

また、経営の専門家によるレクチャーを受けることで、経営に必要な知識を身に着けてもらうこともできるでしょう。

・経営を補佐する人材の配置

現経営者が自身のみで経営の教育にあたるのが難しい場合は、経営を補佐する人材を配置することで、苦手な仕事も少しずつできるようになるほか、補佐役にも責任感が生まれ連携して経営に携わってくれるようになる可能性もあります。

いずれにしても、次期経営者が経営をしやすい環境を整えてから、現経営者が経営を退くのも、飲食店が今後も変わらない経営状態を保っていくために重要であるといえるでしょう。

まとめ

飲食店を経営している店舗の約8割は後継者不足に悩んでいるということでしたが、仮に後継者が見つかったとしても、その後の引継ぎや教育等が必要になり、実際にリタイアをするには長い時間がかかることが予想されます。

身内や社内に後継者いないという場合はM&Aを実施して第三者に売却したり譲渡したりする方法で事業を承継することも可能です。

いずれにしても、まずは後継者を見つけるために行動すること、そして後継者をみつけたら、経営を安心して任せられるよう教育することが重要であるといえるでしょう。

M&Aでの事業承継を検討しているという方、飲食店の事業承継についてご相談のある方は是非下記のDX承継くんお問合せ窓口からお気軽にご連絡ください。

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