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企業でDXを成功させるための組織編成とは

政府がDXを行う企業には税優遇を行う方針を示すなど、企業がDXを実施しやすい環境は整いつつあるものの、企業自体にはDXを成功させるだけの組織が整っていないのが現状です。

そもそもDXとは、デジタル技術を活用することで企業があらゆる面でいい方向に変化させるという意味です。デジタルを導入するだけでは、ただの業務のデジタル化にすぎず、DXとは言えません。そのため、企業でDXを成功させるには、デジタルを有効的に活用するための事業計画を練ることはもちろん、デジタルの導入が必要な箇所を明確化し、適材適所に人材を配置していく必要があります。

そこで本記事では、企業でDXを成功させるための組織編成について詳しく解説してまいります。

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DXの成功に『組織』が必要な理由

企業におけるDXとは、デジタル化を促進し、その上で競争力の維持やその強化を図るものです。先述の通り、ただのIT化ではありませんので、企業内に長らく存在していた組織の制度や文化を変革させるとことと言っても過言ではありません。要は、企業においてDXを成功させるためには、単なるデジタルの導入やIT化、業務効率化では不十分であるということです。

デジタル技術を活用して、組織や制度の文化を変革しながら、新たなビジネスモデルを生み出すには、既存組織の変更はもちろん、再構築や、新しく組織を立ち上げる必要も出てくるかもしれません。

つまり、DXを成功させるための専門部門が必要であり、適材適所に人材を配置する必要があるということが言えるでしょう。

企業におけるDX推進のための組織タイプ

DXを促進するための組織編成は、大きく分けて3つのタイプに分けることができます。

IT部門拡張型

『IT部門拡張型』とは、その名の通り、すでにあるIT部門を拡張してDXを部門を設けた組織です。もともとITを専門としていた部門であることもあり、デジタルを導入するにあたってシステム開発を検討したり、最適なシステムを導入したりすることができるようになります。

ただし、IT部門拡張型の組織は保守やメンテナンスを行う部門であるために、デジタル技術を活用した事業計画の提案は向いておりません。そのため、アイディアの創出力のある人材や、外部の知見のある人材を派遣する必要があるのがデメリットと言えるでしょう。

事業部門拡張型

『事業部門拡張型』はIT部門と連携をして、自社のプロダクトやサービス、テクノロジーに深く携わってきた人材が主導権を握ってDXを行う組織体制です。

ITの活用をより現場目線で検討することができるので、円滑にDXを成功に導くことができます。

専門組織設置型

『専門組織設置型』は、各部署、各企業からITに強い人材、DXでのイノベーションを起すことができる人材などを選りすぐって新しい組織をつくることを指します。この場合は、社内のみならず、M&A等を実施して該当する人材を選出するケースもあります。

様々な部門で活躍した人材を集めることで、多方面からDXを検討し、成功に導くことができるでしょう。

しかし、もともと異なる部署から集められた人材ですのでDXに必要な『チームワーク』にかけている可能性があるかもしれません。チームワークに欠けていれば、総合性がなく一貫したDX改革を行うことができなくなることも考えられます。

この際はチームをまとめるマネジメント担当も設置することでスムーズかつ最適な組織体制を整えることができるでしょう。

DXを成功させる組織に必要な要素

と、上記のように、DXを成功させるにはDXを推進できるだけの組織体制を整えることが大切であるということです。デジタルを導入するだけでは宝の持ち腐れともなる可能性があります。

どの部分にデジタルが必要で、デジタルを導入することでどんなことをするべきで、それをすれば、企業としてどのように変化することができるのか、検討していく必要があります。それが実現されて初めて、『DXに成功した』と言えるのです。

ここからは『人材』や『組織』目線で、DXを成功させるのに必要な要素を解説していきます。

ビジネスモデルや経営戦略を実装させる力

実際にDXに成功している企業は、DXを推進している企業のうち約5%2しか過ぎないと言われています。その理由として考えられるのは、DXを推進する上で、壮大なビジネスモデルや経営戦略を描いたものの、実装する力が伴わなかったということです。

それから、DXによってこれまでと全く違う方向に企業の方針が転換していくことについていくことができず、設計と実装の間にひずみが生まれてしまったということも考えられます。

そのため、DXを成功させるには、アイディア力のある組織であることはもちろん、そこで計画されたビジネスモデルや経営戦略を実装するための綿密なプロセスや根拠が必要になるということです。

人材育成とその有効的な活用術

DXを行う上で、当然ながらこれまで利用したことのない機器やシステムを導入することになります。ITリテラシーの低い従業員に対して、ITに関する知識やシステムの利用方法を教育しておかなければ、いざ導入しても有効的に活用することができない可能性もあります。DXを推進するうえで、企業の変革に合わせて企業内の人材もDXしていかなければなりません。

ITリテラシーの高い人材育成はもちろん、その人材の有効的な活用術を組織自体が認識しておく必要があると言えるでしょう。

イノベーション創出力

また、デジタルを導入することに対して、どのように活用すればDXの効果を最大限に発揮できるのか、未来のあるべき姿から逆算して長期的なビジョンを掲げる力が必要です。

長年続いている企業は特に、社内の伝統や成功体験等が蓄積されており、なかなか変革を起すのは難しいという場合もあるかもしれません。

それでも、DXの効果を発揮できる長期的なビジョンを描く、そのイノベーション創出力を持った人材や組織はDXを成功させるにあたって必須であると言っても過言ではありません。

DXの成功に必要なものは『組織作り』

デジタルを導入することで、業務効率化を行うこと、人に変わって作業をさせることは、それなりのシステムを導入すればできることです。しかし、それらを導入したことで、『変革』といわれるほどに企業内に大きな変化があったかどうかがデジタルを導入してDXに成功したのか、そうでないのかを分けるポイントになります。

先述にもある通り、単なるIT導入ではDXとは呼べません。デジタルを導入して、どのように企業を変革させていくのか、そして変革した企業でどのように成長していくのかを検討できる人材を集めた組織編成へと転換していかなければならないということになります。

DXを成功させるためには、その人自身もDXをしていくことができる人材を集めた組織と、それらを支援する企業の体制、人材育成が必要であると言えるのではないでしょうか。つまり、DXの成功に必要なものは、企業も含め『組織作り』ということです。

まとめ

本記事では、DXを行うために必要な企業の考え方と、成功のための組織編成について解説いたしました。デジタルで変革を起こすDXは、これまでと全く違う企業へと変化していくことという認識でなければなりません。

単なるデジタル化ではなく、デジタルを導入したことで、企業の文化や歴史、成功体験をも新しく塗り替えていく必要があるわけです。

変わりゆく企業を受け入れられる企業体制、企業を変化させる組織体制を、構築していくことが大切です。組織編成に関しては、外部から人材を派遣したり、ITリテラシーの高い人材や、ノウハウのある人材の集まった事業を別企業から買収して取り入れることもできます。

DX承継くんでは企業がDXを行う上で、必要なデジタル技術のご紹介はもちろんのこと、他企業をまきこんだ組織編成のお手伝いを行っております。ご相談のある方は是非DX承継くんのお問い合わせ窓口までご連絡ください。

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