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【今後会社が売れる売れないに業種は関係ない】今後会社売却を検討している企業の準備物《第3回》

第2回では、売れる会社のポイントを解説してまいりました。会社の売れる売れないを左右するのが、”業種”とイメージしがちです。しかし、実はそうではなく”成長性”や”信頼性”があるのかなど、企業として今後生き残っていくことができるのかという点が会社を売るために重要となってくるわけです。

さて、会社を売りたいと考えている経営者の中には、直近に売りたいという方もいれば、「将来的には・・・」と長い目で見ている方もいらっしゃるでしょう。

今回は、将来的に会社を売りたいと考えている経営者様に向けて、”成長性”や”信頼性”を軸としながら「将来会社を売りやすくするために、今着手しておくべきこと」を解説していきます。

【今後会社が売れる売れないに業種は関係ない】売れる会社のポイント《第2回》

会社売却とDXの関係

第2回のコラムにおいて、今後会社を売りたいと考えている企業は「DX」を実施するべきだと解説しました。

では、会社売却とDXにどのような関係があるのか、解説していきたいと思います。

既存システムの老朽化を解決できるため売れやすい

そもそも、DXを行うためには既存システムの課題をすべて洗い出し、新規システムを導入する必要があります。

しかし、その際にあまりにも既存システムの適用範囲が大きく、なかなかスムーズに交換がいかない可能性もあるのです。

その点、将来的な会社売却のために既存システムの老朽化を解決し、新規システムに取り換えておくことで売れやすくなります。

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今後どの業界・業種にもDXが必要であるといわれている

また、DXは今後どの業界どの業種にも必要な戦略であるといわれています。ITシステムの活用が難しいとされてきた飲食店でさえも、ECサイトの運用やクラウドの利用、予約管理システムの利用などが促進されているところです。

逆に言えば、DXを行わない企業は今後生き残っていくことができないといっても過言ではないのです。

企業がDXを行う上での障壁は?成果を出したい企業が知っておくべきこと

最近では、新型コロナウイルスの影響もあり、ビジネスのあり方が大きく変化しました。

カスタマーサクセスという概念が広がり、サブスクリプションサービスやSaaSなど、お客様に長く利用してもらうことを目的としたものも広まっています。また、テレワーク化の影響で、都心に大きなビルを持つ企業が素晴らしいという概念もなくなってきているのです。

逆に、テレワークを導入している企業、カスタマーサクセスで成功している企業の価値が上がってきています。

話が長くなりましたが、結局は時代やニーズに沿った働き方やサービス展開がDXにつながり、会社を売れやすくするということです。

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会社売却を検討する企業が行うべきDXのポイント

では、会社売却を検討する企業では、その準備と合わせてDXを進めるにはどのような部分から手を付けていけばよいのでしょうか。

ITシステムの活用で会社実態の見える化

会社売却を検討する企業は、自社の経営状況や経営課題、経営資源等を見える化し、まずは現状を把握することが重要です。

そのためには、それらをデータ化できるツールの導入を検討してみましょう。例えば、RPAツール、Aiツールなど、システム管理ツールなどです。

これにより、DXを行うとともに、会社実態を常に把握することができるようになります。常に会社実態を把握することで、のちのち会社を売却するときにも適正な売却額の設定や、契約交渉ができるでしょう。

もちろん、現状の課題解決にもつながります。

ITで信頼できる人材選出

昨今では、人手不足に悩んでいる企業も多いとされていますが、優秀な人材を入社させるためには、企業の魅力を最大限に発信していくことも重要です。

中小企業における人手不足の要因とその解決策

採用部隊に人手がたりないのであれば、BPOやアウトソーシングを大いに活用しながら、優秀な人材を入社させられるよう工夫してみましょう。その他、人材の分析ツールや、自動的に採用候補の人材にアプローチできるRPAツールもあります。

よい人材を集めておくことは、人材目的で買い手を名乗り出る企業も出てくるので、売却に有利になるのです。

AiやRPA導入でコア業務に集中、人件費削減も

また、業務効率化や人材リソース最適化の観点から、コア業務、ノンコア業務の振り分けをすることも重要です。

ノンコア業務に振り分けられた業務については、それらを自動化できるAiロボットや、RPAツールを活用し、DX化ができます。そのほか、コア業務に振り分けられた業務は、これまでノンコア業務にあたっていた人材も一緒に取り組むことができるようになるわけです。

そうすることで、本来売り上げを上げるために専念すべき業務に人材が多く振り分けられるようになります。また、ノンコア業務自動化のために導入したAiやRPAにより、ヒューマンエラーの削減や業務効率化にもつなげられるでしょう。

顧客管理情報の徹底管理

企業にとって顧客情報は重要なものです。そのため、CRMシステムなどの顧客管理ツールは導入しておくべきであるといえるでしょう。

尤も、会社売却をするということは、経営者が変わったり、新しい人材が入ってくることが大いに予想されます。当然ながら、そのような人材1人1人に、顧客情報を口頭や書面で伝えることはできませんよね。

その点、CRMシステムを導入しておくことで引継ぎも管理もしやすくなります。

DXをしていれば業種関係なく売れる時代に

と、上記に売却までに準備しておくべき点をあげましたが、DXのそもそもの目的は、デジタルシステムを導入することで、企業やそれらを取り巻く顧客の生活がより良く変革することです。

そうした点で言えば、上記の他にも細々した点で「freeWi-Fiの設置」や「キャッシュレス決済の導入」「POSレジの導入」なども含まれるといえるかもしれません。

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しかし、将来的に売却を検討しているのであれば、より多くのデジタルシステムから、多大なる恩恵を受け、企業を変革させる必要があるといえるでしょう。要はそれが上記にご紹介した”必要な準備物”であるというわけです。

今後は細かい部分を含め、企業や店舗では着々とDX化が進んでいくことが予想されます。DXを行う企業には税優遇制度も適用されるなど、国を挙げてDXが推進されている昨今、今後は間違いなくM&Aにおいても「DX」は重要なキーワードとなってくるはずです。

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逆に言えば、老舗の旅館や老舗飲食店もDXを実施して大幅な売り上げアップができた事例もあるほどですから、今後企業の売れやすい売れにくいには、老舗企業であるとか、業種などは関係ないといえるでしょう。

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まとめ

本連載記事では、将来的に会社売却を検討している企業にむけ、売れやすい企業のポイントや、売れやすくするために行っておくべきDXのポイントについて解説しました。

確かに、人気な業種、不人気な業種というものはあるものです。しかし、結局買い手が何社ついても売り渡すのはほとんどの場合が一社。その一社に自社の魅力を知ってもらい、成長性を感じてもらうためには今後必ず「DX」が必要になるといっても過言ではないでしょう。

DX承継くんでは、今後近い将来で企業の売却を検討している経営者様に向けてDX化の支援をさせていただいています。買い手が付きやすくするためのポイントを押さえながら、導入すべきITツールなどをコンサルしていきますので、ぜひ下記のお問い合わせ窓口からお気軽にご相談ください。

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